フィルムカメラの良さに奥様が気づいてくれた/Nikon F60

例のごとく、うちの奥様はカメラにはまったく興味がなくて、カメラなんて写したいものを普通に写せれば良いんじゃない?というタイプ。そしてこれは当たり前の感覚かもしれないけど「カメラは1台あれば十分じゃないの?」と、これを読んでいるカメラ好きの方には耳が痛いド正論をたまに繰り出されます。はい、ごもっともです。

そんな奥様が「うわ、なにこの写真、良い感じじゃない!LINEで送っといてよ~」と言ってくれたのが、ここ1か月ほどかけてフィルムを1本使いきったNikon F60で撮った写真。残念ながら娘が写っているのでここに載せることはできませんが、色んな意味でメモリアルな1枚となりました。

普通に考えたらフィルムカメラでわざわざ撮影するのって、コストも手間もかかるし、そもそも基本中古品を手にすることになると思うので、特にジャンクコーナーで入手したカメラなんて、果たしてちゃんと動くのか?という心配事がもれなく付いてきます。

ワタシのF60もハードオフで330円で仕入れたものをきれいに磨いて、本当に動くかどうかも分からず高い電池とフィルムを買って、で、動いてシャッターを切れたからといっても「ちゃんと写ってるの?」というスマホや最近のデジカメじゃありえない事に気をもむのです。ありえないですよね?

さらに現像してもらって、データ化したりプリントしたりで1,000円以上かかるんですよ。そんな調子なんで奥様もワタシがキタムラにフィルムを持ち込むたびに「おかしな人ね、、」という目で見てきます。

でも、今回は奥様の琴線に触れる1枚が撮れたことによって一気に彼女の理解が深まてくれたというか、ワタシ的にはフィルムカメラを使う免罪符を手に入れたようで(記憶に残る1枚が撮れますよ、奥さん)、非常に意義のあるものとなりました。

考えようによっては、今回のブログに書いたような、ただ写真を撮っただけなのに一つのネタとして記憶に、記録に残るんだから、これこそフィルムで撮る楽しみの一つなんじゃないかな~なんて思ったりもします。

さすがにレンズはあまり安いものは出回ってないけれど、ボディはなんなら200円とかで転がってるものでもちゃんと動く個体も存在するので気軽に始めてみてはいかがでしょうか?

ちなみに今回使ったレンズはAiAF50㎜F1.8Dというニコンの定番品。だいたい1万円前後で買えるし値崩れしにくいっぽいので、投資としては悪くないのではと思います。ニコンのF60はオートフォーカスも効くしもちろん露出系も内蔵されているので基本的な使い方はデジカメと変わりませんし。

追伸。

今日のブログは届いたばかりのX-E4の感想ブログを書く予定だったんですけど、センサーにゴミが付いてた、、。交換してもらえるか聞いてみます、、ショック。

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